作品/色紙 6 目を上げて バス停迄の はるかなり 一足づつの あゆみを運ぶ 利春 てのひらに うけるものとして 雲のふり 幼ら居れば 歓声のあり としはる 台風の 過ぎたる空の すみとほり 今し峯より 月さしのぼる 利春 樫の木に 色移りゆく 雨蛙 手の??の もの音のなく 利春 枯草の ?に赤き 葉のありて 斜となりし 光が透す 利春 ツイート